品貧生活研究所

目標︰街中に古本屋開業。小ナリワイ実戦研究中。汐入連合体育振興会副会長。横須賀市(神奈川県)⇔旭市(千葉県)の二拠点生活中。

一杯のコーヒーの値段

18歳の頃、カフェが僕の居場所でした。

 

18歳の秋~19歳の春にかけての半年間。

 

「和み」という店名で、今はもうありません。

 

福岡の実家からチャリで10分の国道沿い。

眼鏡屋とブティックの間にその店は在りました。

 

今の、そこは、焼肉屋。

 

~~~(煙)

 

60歳位のご夫婦が営まれていて、店内に小さな池がありました。

 

開いてまだ2,3年の綺麗で清潔。

広い(カウンター6席、BOXソファー・机で20人)。

 

~~~(水の流れ)

 

寡黙な旦那さんがコーヒーを淹れます。

優しい奥様が給仕してくださいます。

いつも、何か話しかけてくれました。

引き篭もりチャレンジに挫折した、ごりん坊主の、両眉のない少年の陰気な雰囲気に、物怖じせずに、いつもフラットに、コーヒーとことばを運んできてくれました。

 

~~~(湯気)

 

一杯500円のコーヒーで最低4時間、長いと6時間居ました。言い訳がましく「ひとくち」だけコーヒーを残して。

 

あんまし、客の来ない店で、8割方僕ひとりでした。

そもそも平日の昼間は、みんな働いたり、勉強したり忙しいから。

まぁ、個人カフェとはそういうもんだ。

贅沢な時期でした。

僕の僕だけの「場」のように、僕は感じていました。

 

~~~(人並)

 

浪人生だったので、親にカフェで勉強してくるからと言って、500円もらい、カバンに参考書とBook offで買った爆笑問題の活字漫才本を詰め、出かけます。で、後者を読みながら、現代文の勉強だと、自分に言い聞かせていました。

 

~~~(田中のツッコミ)

 

何のための文章か?

僕の始めるカフェのコーヒーにナラティブを入れるためだ。

ミルクやシロップのように。

美味しくなるか、不味くなるか、どうだろうか。

 

ただ、「想い」くらいしか淹れようがないから。