汐入谷戸品貧(ヒンヒン)生活研究所

神奈川県横須賀市汐入町の谷戸(自動車の入れない階段を200段登る)における、「品」と「貧」の共存を目指す生活を研究し、その成果を報告する在野機関。研究所にカフェの併設を目論む。

数学ブックトーク

夏の夜、先生に、尋ねる。

生徒「日本に現存する、数学の天才を教えてください」

先生「二人いる。一人は、森田真生である」

生徒「むむ!」

 

*もう一人は永野裕之という神奈川は中央林間にある数学塾の先生。

 

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森田さんは3時間ずーっと歩いていた。

5メートルの距離を行ったり来たり。

 

その動きはチェルフィッチュの演劇を観ているような錯覚を僕におこし、落語や漫談を聞いているような、村本大輔や菊地成孔を凌駕する、高速の「ベシャリ」。凡人の発声に多用される「あ~」や「ええっと~」等の無駄のないセリフ。「知」の喜びを、「知」へのいざないを受け続けるマッサージ。

 

「言葉」が彼の頭の周りに見える。

漫画の定型表現である、げんこつを受けての、頭に星がぴよぴよぴよ。

ぐるぐると、言葉のシャンプーハットをかむっている。

同時に、7つくらいのことを考えているのではないか?

 

森田さんの「知」の巨大さ、深さに足元にも及ばない。

愕然としびれ、僕の頭は追いつかない。しかしまた、それも、快楽。

「知」への希求レヴェルがかけ離れている。しかし、「知」を求める方向だけは、同じ。「知」への頼もしい案内人。先人(齢は一つしか変わらないけども)

 

現代に「知識人」がいるとすれば、森田真生のことである。 

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↑3か月に一回くらいのペースで東京は、青山ブックセンターでやっているみたいです。

数学に興味のある方も、無い方も、「知」の世界を求める方にはオススメです。

 

お気に入り小話

森田さん「最近、風(かぜ)になりたいと思っているんですよ!」

別の知識人「そうかー。僕は、最近波になりかけている」

森田さん「・・・」